[コメント] COME&GO カム・アンド・ゴー(2020/日=マレーシア) - 更新順 (1/1) -
多くの男女が一つの街周辺で遭遇したり、ニアミスしたり、数珠繋ぎになる状況を淡々と描く類いの映画。舞台は主に、大阪の梅田、中崎町。一部、中之島や伊丹周辺(旅客機が低空を飛ぶカット有り)も出てくる。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
台湾のAVブロガーと中国の団体旅行から逸れた親父が大阪の居酒屋で酒酌み交わすとき国家間の相剋なぞ考えもしないのが普遍。メディアが声高に叫ぶ一面性への戒め。四国から来たネカフェ流民がマレーシア会社員に救われるHEP観覧車の揺籠の優しき夢幻。 (けにろん) | [投票(2)] | |
9つの国籍の人々が織りなす物語の視座は、民族や文化といった「多視点」ではなく、大阪キタという「定点」を通して、それぞれのコミュニティを出た個人の、それぞれの事情として描かれる。そこには対立や分断ではなく、生活者としての懸命な意志と希望がほの見える。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |