[コメント] 恐怖省(1944/米)
初見と再見で大きく評価が変わった。実にラングらしい傑作だ。本作は謎解きの映画に見えるが、謎の全貌すら表面化されず、事件が脈絡なく続く。この悪い夢のような感触は、ラングの画面のみから触知しうる極めて個性的な肌触りであり、これが彼の芯である。
次は、初見の時の評価です。評点は2。いったい何を見ていたのか。
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前半が良い。盲目の男や謎の女霊媒師などの登場人物が面白い上に、ロンドンの空襲という設定がサスペンスを醸している。しかし、後半は謎解きに終われ余裕がなくなってしまった。レイ・ミランドが色気が無く固すぎる。セットも今ひとつ安っぽい。
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