コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 恐怖省(1944/米)

初見と再見で大きく評価が変わった。実にラングらしい傑作だ。本作は謎解きの映画に見えるが、謎の全貌すら表面化されず、事件が脈絡なく続く。この悪い夢のような感触は、ラングの画面のみから触知しうる極めて個性的な肌触りであり、これが彼の芯である。
ジェリー

次は、初見の時の評価です。評点は2。いったい何を見ていたのか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

前半が良い。盲目の男や謎の女霊媒師などの登場人物が面白い上に、ロンドンの空襲という設定がサスペンスを醸している。しかし、後半は謎解きに終われ余裕がなくなってしまった。レイ・ミランドが色気が無く固すぎる。セットも今ひとつ安っぽい。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)ぽんしゅう[*] 袋のうさぎ 寒山拾得

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。