★3 | 予定調和の死に様と大義欠く情動とご都合主義の展開と安いCGと届かぬ殺陣に塗れて肝心の死んでも与したくない奴らに加担する侠気と護りたい女房への想いは雲散する。新発田藩軸の官軍・連合軍との鬩ぎ合いは笠原の政治力学を継承するダイナミズムだが。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 幾つか物足りないというか、不満なところはあるが概ねは満足して楽しめた。安っぽいCGみたいな爆発シーンはない方が良かったのではないか。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★2 | 賊軍の面々が右往左往し雰囲気だけで話が進んでゆく。これで155分は持ちません。怠い。 (Lacan,J) | [投票] |
★3 | 力作で撮影も殺陣も熱いのだが、生き様が胸に迫るほど人物造形が秀逸に感じられたかと言われれば、ストーリーテーリング含めてやや散漫、裏付けが足りないように思えた。『Black Sun』よろしく官軍(体制)には中指突き立てても、安易に賊軍万歳とまで言い切れない、現代作家の逡巡ではなかろうか。 (kiona) | [投票] |
★4 | 底辺でもがく人間たちの生き様、死に様。方言台詞が飛び交い、憎悪・猜疑が渦巻く、非情な裏切りの歴史観。予想以上に「笠原和夫」色の強い作品世界で嬉しくなる。本作スタッフ陣の、笠原和夫へのリスペクトを感じさせる作品。 オープニングとエンディング、人をかき分けて走る様をローアングルで撮るシーンで統一されている。こういう映画的な映像演出は大変に好み。 (AONI) | [投票] |