[コメント] 平成狸合戦ぽんぽこ(1994/日)
合戦にすらならない狸たちの宴。そんな精一杯の抵抗がおかしくて切ない。僕はジブリ作品の中では『ラピュタ』に次いで好きです。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
笑いの背後に常につきまとう切なさ。無力なタヌキ達の未来の見えない抵抗。諦観の中からの迎合と再出発。ラストの林家こぶ平の台詞では「僕らはアニメだからいいんだ。だけど現実の動物達は抵抗も再出発もできないんだ」って言っているようで泣けてきました。
もちろん動物愛護だけじゃない。タヌキたちは追い詰められた人間たちでもあるわけですよね。無駄な抵抗でもしなきゃやってられない、でもやったところで何かが変わるわけでもない。それでも・・・って。意味ないお祭りでもしなきゃ次に進めないことってあるしね。そして祭りの後は、現実を力強く生き抜いていかなくちゃならないというラスト。豪華声優陣も職人芸という感じで良かった。上々颱風の主題歌も良かった。
テーマを前面に押し出す余り小さくまとまっていて、万人向けじゃないのも納得できるんだけどね。僕は好きです。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。