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[コメント] 上意討ち 拝領妻始末(1967/日)

組織(家)の理屈と個人の尊厳との相克という江戸期以降の日本社会で最も人心に響くドラマ要素を端正に描出。三船の達観した演技は、彼のベストアクトではないか。
緑雨

組織サイドの理屈を余すところなく体現する神山繁山形勲ら上級中間管理職の造形(ドラマ的には悪役造形)も決まっている。司葉子の情念を引き出し、加藤剛が揺れ動く件りの見せ方なども佳く演出されている。

ちょっと整いすぎているのが玉に瑕だが。

(評価:★4)

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