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[コメント] 火垂るの墓(1988/日)

14才って微妙なお年頃…
peaceful*evening

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







おお、賛否両論! 私がシネスケファンなのは 大人の皆様の率直な御意見が こたつでインターネットしながら 「う〜ん、ふむふむ」(マンダム)と読める所です。

まず、私は1970年生まれで もちろん戦争は経験しておりません。

___さて、この映画は見てから随分たっていて、 「反戦映画・泣いた・切ない・」 などの記憶の断片を繋げ合わせながら皆様のコメントをみて、 「あれ?あの兄ちゃんってそんなにプライド高かったっけ??」 ってだんだん思い出して来ました。

うーん、今まで愛する母の元で「子供」でいられた兄が、 突然兄妹だけになり、 あの小さい妹を自分だけが支えなければいけなくなり、 突然「父親 兼 兄」になれるでしょうか?

私が14歳だった時って 周りのものが全てアホらしく見えて 何かにつけて反抗していた時代でしたよ。 (今思い出すと赤面する程、自分がアホでしたけど(笑))

14歳って微妙なお年頃で 大人でもあり、子供でもあり。 色々疑ったり、吸収したり、染まったりしながら 自分で自分を形成していく時期ですよね。

この映画は、実話なんですよね??(野坂 昭如氏) すると、野坂氏の少年時代を美化(?)した映画ではなく 本人の妹に対する懺悔的な要素(自分を愚かだったと言う事を映画に書き)●戦争はお腹が空いていい事ないという子供へのメッセージ●平和な現代社会からみた、美化された幻想(○○陛下の為に自分の命を捧げます!的な)など、 よくよく考えると色々受け止められるんだけど…

今の野坂氏を見ていると深読みしすぎかな(笑)

ただ、どんな子供に育つも育たないも、

そして例え世間一般に言う「悪い子」だったとしても

全ては親(親代わり)の愛情や導きによって決まるのではないかと 子を持って思います。

今現在、6才と3才(←両 暴れ雄) 答えは15年後以降の私のシネスケで…

(評価:★3)

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