（やっちゃまずい人達→血の繋がっていない兄妹、保健室の先生と男子生徒、売れっ子１０代アイドル同士）

（環境が悪い→夜の公園のトイレ、深夜の職場、部活時間の教室、遭難した山小屋）

最近のアダルトビデオ・・・明るい照明の南国風ホテルの一室で二十歳前後の男女が下着姿で向かい合う　男「ミーちゃんのおっぱいはどうなのかな〜？」　女「えへへ、ホラッ！」　男「おー！いい形だね〜」　女「ホント〜？大きさ違うくない？」　男「いや、良いって良いって、凄く」　男（速攻で乳首を指先で素早く）　女「あああん」←すぐ声に出して反応

一昔前のビデオ・・・裸電球の暗い上野の連れ込み旅館の一室で中年の男女が学生服で向かい合う　男（背後から無言で両肩に手を掛ける）　女（ビクっと反応するが振り返らない）　男（両肩から背中をゆっくり脇の下に手を移動）　女（こちらを振り返らないが脇を締めて抵抗するも手を縛られている）　男（ゆっくりとノーブラ、いかにも借り物のセーラー服の上から乳首に手を移動し鷲掴みでゆっくりと）　女「んあ」←押し殺してた低い声が漏れる

この映画のイメージは後者だ。何故上野なのか、何故中年女性がセーラー服を着なければならないのか（どうでもいい？）そういった裏事情が見えるからだ。

つまりアダルトビデオは唐突に明るいＨを始めるビデオは即やめて、そこに至るまでの男女の人生の影、生活、立場とかを映像化しなくてはならない。 そこで止むに止まれぬ事情で情事（山本山？）をする、っていう状況に成功すると鍵盤の上で手が触れただけで充分エロい状況を作れるわけだ。

映画関係者の登竜門的作品は沢山あるがアダルトビデオの基礎編に俺はこの映画を強く押す（問題はそういう物を丹念に作ったとしても早送りする野郎が多いところだろう）。エロさを強調するには公式が重要なのだ。