[コメント] ビッグ(1988/米)
子どものリズムを取り戻させてくれる、やさしく、あたたかい映画です。この頃、トム・ハンクスは、確かに子どものリズムを持った俳優さんでした。
とにかくあったかい。こんなにやさしく、心温まる映画が作れる人たちは、みんな好きになってしまいます。
この映画は、子どもの気持ちを持ち続けたいと思わせる作用があります。 でも実は、みんな、子どもの頃の気持ちを持ち続けているのです。ちょっと忘れていたり、隅っこに押しやっているだけで、子どもの頃の気持ちが消えてなくなるわけではないと思います。
何かの拍子に、あるいは「子ども特有のリズム」によって、そんな気持ちが引き出されることがあります。 この映画にもその力があると思うのです。
トム・ハンクス自信も、そのリズムを持った俳優さんです。でも最近はそれが感じられないような気がして、残念です。演技ができるようになったと言うことかも知れないけれど、だからこそ、私にとってのトムの最高傑作は、『フォレスト・ガンプ』でも、『アポロ13』でもなく、この作品なのです。
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