[コメント] ベルリン・天使の詩(1987/独=仏)
寒い日のコーヒー。往来を眺めながらの一服。手放しで乗る自転車。晴れの日に残る雨の匂い… 呟くうちに、なんだかワクワクしてくる。「子供が子供だった頃…」その後をみんなで考えて見ましょうよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人を映すにはモノクロが良く、街を映すにはカラーがいい。作中で、モノクロからカラーへと変わる映画は数あれど、これほど鮮烈な効果を見たのは初めて。
どっちがいいだろ?と、ふと考えたりします。白黒の世界を漂う霊でいるのと、カラーの街を生きる人間であるのと。そりゃ、コーヒーも、おしゃべりも、恋もすばらしい。でも、人々にそっと寄り添って静かに心の声に耳を傾けるのも悪くないかも。文学が好きな人なら、一度は憧れるはずです。
最後に。珍しく、邦題が素敵な作品ですね。”天使の詩”。簡潔だけど、この作品の魅力を確かに伝えてると思います。
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