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[コメント] 男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日)

惚れた女が自分とは関係ないとこで幸せをつかみ、笑顔でそれを語る。色んな意味でこれほどグサグサくることはないよね。けど、それが人生の彩であり、時には華になるよね。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







指輪はやりすぎだと思う。

後、冒頭の夢のエピソードからして、ひょっとしてこれ、松竹芸能総がかり、という映画なのかなあとも思う。

下手すれば都はるみのための映画になりかねないけど、そうにもならない山田洋次監督の捌きは大したものだ。

ラスト、今回はさくら倍賞千恵子の「お兄ちゃん、お金ある?」に、見栄を張る寅さんもよい。何故なら、時には「すまねえなあ」という寅さんがいるから。こういうところに、シリーズものの醍醐味があるのではないかな、なあんてね。

最後、どうでもいい話なんだけど、せっかく都はるみという当代のスターをもってきたのに、彼女のくるぶしはなかったですな。山田洋次=足首フェチ説は考え直すべきかもなあ。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)けにろん[*] ぱーこ[*] 寒山拾得[*]

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