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[コメント] ディア・ハンター(1978/米)

マイケルが降ろしたかった撃鉄。
dappene

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







反戦映画の枠を飛び越えて人間の本質に迫る傑作だ。

命を賭けるという快楽と、友情という理性。

鹿を撃つ人間と、人間に撃たれる鹿。

シリンダーに込められた3発の弾丸と、残された3つのチェンバー。

戦争に参加する者と、それを送り出す者。

生きることと、死ぬこと。

すべてが隣り合わせであるということ。すべてが背中合わせであるということ。片方からもう片方への道は、時に一方通行であり、戻ることができないということ。人間は死ぬまで生きるということ。

(評価:★5)

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