[コメント] 鬼畜(1977/日)
笑福亭鶴瓶が一時期「鬼畜」という言葉に凝っていて、ラジオでよく使っていた。この映画を見ずに使っていたのだが、ある日彼の奥さんと一緒にこの映画を見たそうだ...
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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映画を見た後、鶴瓶師匠の奥さんが「アンタ、この映画見て鬼畜、鬼畜とか言うてたん?」と尋ねたそうだ。彼はこの映画を見ずに、軽々しく他人に向かって「鬼畜」という言葉を使ってしまった事を後悔した、という様なことをラジオ番組で語っていた。
子供のいる人には判ると思うが、他人の子供ならまだしも、自分の子供を名札も手がかりもなく置き去りにしたり、殺そうとしたりなんてとても出来ることではない。でも、主人公がそこにじわじわと追い詰められていく状況が非常に恐ろしかった。
最後の場面で子供が主人公をかばうことによって主人公が味わった、そして味わい続けるであろう苦痛はとても想像することが出来ない。彼は死ぬまで自分の中の魂の牢獄から抜けられないだろうなと思うし、そのことが哀れだ。
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