[コメント] 紅塵(1932/米) - 更新順 (1/1) -
簡潔で無駄がないがコクと余白もない80分の不倫ヨロメキ劇だが、分を弁え引きのスタンスで諦観するハーローの存在が糊代を広げる。冒頭ゲーブルとの腹の裏を探り合うような駆け引きが洒落ていて絶品。仏領インドシナの最果て感があれば尚良かった。 (けにろん) | [投票] | |
舞台がインドシナでなくても良いような気がするが・・・。クラーク・ゲーブル は男前でスゴくカッコ良くて、上品な奥さんはスゴく上品で、流れ者の女はスゴく下品なセリフで、と三角関係の各キャラクターも全く典型的で、安心して観れた。 (KEI) | [投票(1)] | |
淀川長治さんが良く使った「綺麗な綺麗なキャメラ」というフレーズを思い出した。ハロルド・ロッソンの手による、官能的でこくのある画面に見とれ続けた83分。 (ジェリー) | [投票(1)] |