[コメント] サタデー・ナイト・フィーバー(1977/米)
兄貴たちがサントラLP持って「ハクいナオン」と「フィーバー」していた頃、俺たちガキんちょは『スター・ウォーズ』に「フィーバー」していた。とにかく日本中が「フィーバー」していたあの頃。
ディスコ・ブームの火付け役となったこの作品、今となっては「時代」を感じさせるトラボルタのキメのポーズが有名すぎるのか、何かと軽いノリで語られてしまいがちなのだが、なかなかどうして、十分に見ごたえのある佳作である。
イタリア系とプエルトリコ系にまつわる人種問題や、貧困に関する問題などをウザくならない程度に絡ませた脚本がよく練られていて(当時の時代感覚もとてもよく出ている)、ダンスを軸に置きながらも、1人の青年が成長していく姿がしっかりと描かれている。
売りであるダンスシーンが素晴らしいのは言わずもがなだが、トニーがステファニーに橋のことを語る場面なども、とてもよく出来て大好きなシーンだ。
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