[コメント] シャロウ・グレイブ(1994/英)
ひとつの事件から微妙なバランスを保っていた調和が破られるという展開は『シンプルプラン』などで見受けられるし、低予算を逆手に取るところは『バウンド』なども連想させるが、事件の起こる前の生活が空疎であるため堕ちて行く様が説得力を持つし、事象を網羅的に描くことを避け、心理面に重点を置いたことが成功の要因。
ヒロインがカメラアングルによってキャシー・ベイツに見えた人はさすがにいないか。
ユアン・マクレガーを今までイアン・マクレガーと間違えて覚えていた。ユアンなのね、ゴメンナサイ。そのユアンがイーオンのCMに出演していることさえも最近まで知らなかった。あまりにありふれた顔だったものでね。
個人的にはラストの展開が駆け足過ぎるのが惜しいが、長引かせたら長引かせたでとんでもない方向に行く可能性もあるのでこれでいいのだと思う。
兎に角90年代以降の映画でPOVに収録する映画を観られただけでも個人的には大収穫でした。イギリスのコロンボ刑事?も好印象。
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