[コメント] 大怪獣東京に現わる(1998/日)
監督…怪獣映画、お好きなんですね!物凄く好きなんですね、愛しているんですね!その心意気、しかと受け取りましたよ!(2003/01)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画、舞台から外れた土地に住む人々を主役に据え置いたっていうのが最大のキモですよね。だから、自動車事故の後の下りがどうも蛇足に感じてしまいます。折角、怪獣の衝突に合わせて人間ドラマを盛り上げ衝突させたのに、なんでその後、怪獣も人間も分散させちゃうのでしょうか…。そして、なぜ、福井の人間とゴジラを対峙させちゃうんでしょうか…。どうしても人間と怪獣を交差させたいと言うなら、ゴジラに飛ばされたガメラが福井の上空を飛んでいく、という位でよかったのでは?福井をゴジラに襲わせたことで、折角のシュールな設定が台無しになっている気がするんですよね。
…とかいうことは、おそらく監督は百も承知だと思われ。その発想の原点をぶち壊してまでも、祭りを開き、ゴジラを海に帰し、死亡まで追いかけるあたりにその愛情度合いを感じてならないのでした。
「俺は怪獣映画が撮りたいィィ〜!」
映画の出来より怪獣映画への愛情を優先させる心意気に、乾杯。
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