[コメント] まごころを君に(1968/米)
冒頭、主人公が舌出してるの見た瞬間、アウト。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
舌出してオスカーもらえるなら、私も出しますよ。まったく。
原作の小説は、私にとって、小説を読んで涙を流すということを初めて体験した大切な作品だったので、映像化されたものを見て満足する自信がなく、ずっと映画を見るのは躊躇していましたが、不安的中、やっぱり見なければよかったと本気で後悔しています。
文章でなければ表現できない仕掛けが省かれた分の魅力ダウンは仕方がないとしても、俳優の演技も、安易なラブストーリーも、狙いの不明な妙な映像センスも、全てが陳腐。中でも最悪は、主人公が以前の自分の幻影から逃げまどう凝ったシーン。あれでは、いじめられるかっこ悪い馬鹿な自分が嫌でたまらないから退行したくない、みたいではないですか。どうして、知恵から得る全ての文化的な幸せとの別れのつらさ、を表現できないかな。あれは説得力のない捏造で、知的障害を持つ方たちに失礼でさえあると思います。
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