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[コメント] ユー・ガット・メール(1998/米)

ハッキリ言って、僕と奥さんの馴れ初めは、これより凄い。
ヒエロ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







このページを、誰が見ているかわからんから、詳しくは書けない・・・が、

僕の奥さんは、組長と呼ばれるお人の長男の嫁をやってた。チャットで知り合い、毎日の他愛のない日常の事柄のメール交換が数ヶ月続くうちに、彼女がこの結婚を望んでいないことが明らかになり、自らの意志で、当時の環境から脱出することに。ところが、コッチとアッチで、お互いの住まいが400Km離れた状態での脱出劇。僕も仕事があるので滞在するわけにもいかず、夜の10時に高速飛ばして400Km往復を何回したことか。ウィークリーマンションを幾つか契約して、毎日居所を変えさせるわ、相手が銀行口座と携帯を止めてきたから、こっちから現金と新しい携帯と、バックアップ用の連絡手段(携帯は、その筋が本気になれば、比較的たやすく番号から持ち主が判ってしまうので、いざとなったら叩き壊せと言い渡しておいた)にノートPCを買って送るわで、もう大変。事が締るまでの2〜3ヶ月、彼女をアッチのマンションに匿ううちに、2〜300万あった貯金はゼロになるどころか、それでも足りないから「ご利用は計画的に」つうとこから、返済計画なんて予測できない状況なのに借りまくり(アホだな)。しかしながら、当然、筋を通さなくちゃ、最後は相手も納得しないので、事が締まるまでは、こっちは彼女に指一本触れないわけですよ。例え惚れていても、そのことを表に出すと彼女が不利になるから、彼女にも伝えず、おくびにも出さずね。それでも警察・弁護士に手伝って貰い、彼女も自ら闘った。まぁ、相手の親はその筋だけど、当時の旦那は構成員じゃ無かったことも手伝って、なんとか着地。1年半後に2人は結婚。

まさに、事実は小説よりも奇なり。度を超したシリアスは、コメディよりも可笑しいと言うことが、身をもって体験できた(笑。価値のある経験をした。如何に自分が小心者かが嫌と言うほど身に沁みた。けど、同時にこれは僕の誇り。もっと自慢は僕の奥さん。美人じゃないが、愛嬌は人一倍だ。

自らの愛するものを失ったことに、少なからずも関わった男になびくなんざ、全く持って軸足がブレている。 もし、この映画にあるような恋愛を本気で待ち望んでいる女が居たなら、間違いなく、そいつはブスだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)IN4MATION[*] すやすや[*] ぱーこ[*] TOMIMORI[*] りかちゅ[*] tkcrows[*]

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