[コメント] 恋におちたシェイクスピア(1998/英=米)
設定マニアにとっては貴重な作品です。
これは1998年のアカデミー賞に輝いた作品で、 オスカーを争ったのは『ライフ・イズ・ビューティフル』だった。そっちの方を先に観たため、この作品がオスカー取れなかったことを残念に思っていたが、この出来で納得した。
ストーリーに関しては、割合良くあるパターンだが、この作品については、むしろ小物の偏狭的とも言えるこだわりこそが身上だろう。ヴァイオラが歯を磨くシーンとか、シェイクスピアが鵞ペンを研ぐシーンとか、雑然とした町の中にあるほんの小さな一コマとか、兎に角こだわりが凄い。設定マニアとしては、むしろそっちの方に目がいってしまう。あ、エリザベス女王の姿も迫力あって良かったね(笑)
やや長く、後半が少しだれた所もあったが、充分な出来と言えよう。
それに、この作品には、悲恋こそがふさわしい。その辺をしっかり抑えているところも評価できる。
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