[コメント] 薄桜記(1959/日)
ツッコミ入れながら観ないとどーにもこーにもガマンがなりませぬ。キツネは?キツネわぁー!?(壊)
ダマされた!主人公は勝新じゃんかよっ!?
しかも、この映画、急に照明が「ド紫」になったりするんです。注意してください。 シリアスな文芸大作や滅びの美学を追究した武士の美しい物語を期待すると(ソレはワシ)全身から力が抜けます。 是非ともツッコミ入れながら観て下さい。 特にヒロインの奇天烈なカマトト演技は爆笑を誘います。 あと、背景に写るふすま絵や掛け軸もヒドイもののオンパレードで心底腹が立ちます。 でも、「ダチョウみたいな水鳥の絵」が出てきたときにはあまりの可笑しさにひっくり返って笑えましたが。
一方、物語もまったくもって「自分が楽な方向へ流されるまま」なので、悲運へと突き進む丹下殿にも困りものだが、雷さまは美しいのでとりあえず許す。 にしても「つけマツゲをつけた勝新」は気味が悪いなー。 しかも、全然心が綺麗なヒトに見えない。 きっと立ち回りが乱暴でバスバスホントに刃を当てて行っているからなのだろう。 切られ役の役者さんも大変である。
それにしても、話はダッチロール、焦点も定まらないヒデエ映画である。 唯一良いのはロケ撮影部分。 日本の風景が美しいです。でも、ソレだけ。
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