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[コメント] サイモン・バーチ(1998/カナダ=米)

「物事には理由があるはず。」 自分に信仰心が無くても、これほど深い信仰心を見せられると心を動かされる。実際、羨ましささえ感じる。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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「僕は神の道具です。神の計画を実行する為の。」そう言い続けたサイモンはラストで”英雄”になった。「証拠を見れば神を信じる」と言っていたジョーは正に証拠を目の当たりにするのだ。そう、きっと自分も”証拠”を見たら信じるだろう。しかし証拠を見なくとも深い信仰心を持つサイモンを見ていると、あぁ、信仰とはこういう事なんだ、と思う。

オープニングからとても綺麗な映像だった。墓石、美しい秋の町の景色、紅葉が写り、教会のステンドグラスが写る。何ともうっとりする様なカメラの流れ方で好きだ。秋の実りや美しいものは神の恩恵である、と言っているかの様。

そう。神を信じていない自分でも、「何か」に感謝したくなる様な、そんな温かく愛に満ちた素晴らしい映画だった。

(評価:★5)

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