[コメント] スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999/米)
旧3部作が嫌いだったことで今まで敬遠していた。今回、EP1も観ずに「『スターウォーズ』シリーズ嫌い」というのもどうかと思い観賞。「どうだ!今のCGは凄いだろ!この映像に興奮しろゴルァ」ビームのせいで視力が落ちるかもだ
ハッキリ言えば、元々この映画に出てくるキャラクターデザインもあまり好きじゃない。今回でそれが確信できた。クライマックスの闘いとかディズニー映画と勘違いしてしまうほどに幼稚でダサイ。ジャージャーはウザくて笑えないし、どこか生き生きとしてないような感じ。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のドビー並。この映画にドビーが出ていても違和感感じなかっただろう。
まあ、上に書いたモノは個人的偏見だとして、内容がスッカラカンでピュンピュンガーガーゴゴー音が鳴り、疲れるくらい凄い映像が続くだけで魂とか監督のオーラみたいなのが感じられない。「映画の展開の上で必要なCG」はごく一部で「CGのために作られた必要性のない映画」になってしまってるような感じ。ポッドレースのシーンはゲーセンでもアーケードゲームとなって存在しているが、まるで他人のするゲームを横で観ているような物。まあ、退屈と言うほどではないが、この見せ場で大して興奮させてくれないのだから、それまでのストーリーと演出がいかにヘタかわかるだろう。
あまりにも有名なシリーズなので壮大な音楽があり、壮大なスケールの物語が存在しているように感じるが、うすっぺらい。コンピューター上で作られた空間の中で繰り広げられる幼稚な戦いは、映像技術の凄さを見せてくれるが、壮大な宇宙へ観客を連れていってくれない。それはなぜか?・・・この映画が死んでるから。
追記・「かもだ」と「ボランティア軍」、極めつけは「ローカルな星人」・・・。戸田女史よ、あの字幕はどうにかならないのだろうか・・・
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。