[コメント] サイレント・ランニング(1971/米)
テーマは「人類の最後」と「ロボットの悲劇」だろう。最近なかなかお目にかかれないタイプの傑作SF映画。「派手に派手に」「SF的にSF的に」とやっていない作りが良質。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラストシーンは自然から切り離された人類と人間から切り離されたロボット。両者とも自らの存在定義をしてくれる母体を失っているのだ。一生物でありながら自然を喪失したまま生存する人類も、人間の僕でありながら人の支配を受けない機械も極めて悲劇的。
しかし、「太陽光が足りない」もラストの展開もすぐに予想がつきますな。まぁ、古き良きSFということで・・・。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。