[コメント] キートンの蒸気船(1928/米)
ちと厳しいが息子への愛情たっぷりの父親。しかも生き別れた父親という設定が確実に切なさを醸し出す。更にその切なさが作品の大半を覆うのだ。ラストでは珍しくイイ奴すぎるキートン。ギャグに★10を捧げても本来の作品らしからぬ出来。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ひたすら父親を救おうと、かつての恋人を救おうとするキートンに何か不自然。どうしてもモヤモヤ感を抱いてしまう。では何が足りないのか?…それは本来の少しばかり「卑怯」な一面ではないだろうか。ラスト、キング氏までも救うのだから、もう一捻り必要だろう。父親がキング氏を支配化に置き、街の財閥の筆頭として活躍、その隣りには坊ちゃん姿のキートンが「エヘン」と言わんばかりに鼻をこすっていたり…(想像しすぎ?
ハリケーンのシーンは言うことなし。キートンの十八番の中でも全てを網羅してるといっても良い!!
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