[コメント] エル・トポ(1969/メキシコ)
宗教色が濃く、隠喩も多いが、この世界観が好きになれる人にはオススメ。私はオープニングのモノローグでやられました。
「モグラは太陽を求めて穴を掘るが、地上に到達したとたん、目は光を失う」
おそらく、これがこの作品のテーマを表しているんだろうけど、途中で出てくる二人目の達人の母が言う「堕ちる運命にあるが、堕ちるほど飛翔する男だ」っていうのが主人公の物語を表しているように思える。
ちなみに、ストーリーは前半と後半に分かれていて、前半は西部劇調で達人をやっつけていき、後半は自分を助けてくれたフリークス達のために働くというもの。前半部分の方が楽しめると言う人が多いみたい。
この映画が観難いと思われる点は、編集がちょっと変わってる。ストーリーも完結してない部分がある、っていう点だと思う。でも、監督の作家性がガンガンに出てるので、こういうのが好きなら、好きになれるでしょう。
2001/4/22
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