[コメント] 曽根崎心中(1978/日)
あまりに皆さんの「アッツイ演技」に最初は、「コレは、『スチュワーデス物語』/時代劇版かっ!?」とたじろぐが、後半は怒濤のがぶりよりでより切られて思わず、感動。よってラストは号泣&滝涙!!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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モチロン原作は近松門左衛門の古典であるが、その行動原理が「全ては愛を貫くため」という近代人にもわかりやすいテーマのためか、問題の心中シーンも悲しくも美しく見える。
「俺が愛しい、可愛いと抱いてきたカラダになんで傷が付けられるモノか」というセリフに泣かされる。
朝靄の中、血まみれで手を取り合って息絶えた二人の姿は崇高ですらある。 物語の全てはこのラストシーンのタメにあるのだ。
血塗られた永遠の愛の象徴。 死によって歌い上げられる、至高の愛。
ほらね、金色の仏陀も二人の行く末に極楽はあるのだと微笑んでいらっしゃるではないか。
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