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[コメント] アンドリューNDR114(1999/米)

命に限りがあるからこその、美しく楽しい人生。『レッドドワーフ』のクライテン(執事ロボット)が主人公の話(ロボット版『日の名残り』)かと思っていたら違った。「愛」がある話だった。
ボイス母

この映画を観て、思い出した話↓

昔、雑誌を見ていて、19世紀にイギリスに連れてこられた陸ガメが現代もまだ生きているっていう記事を見た。 大きなお屋敷(お城)の庭で飼われていて、そこは、最初にその陸ガメを南の国から連れ帰った船長さんの家だった。 船長一家とお屋敷のお庭で記念撮影している写真もある。

時はたち、船長さんの一家も死んでしまい、お屋敷には別の一家が住むようになったけど、亀は同じ庭で暮らしていて、この別の一家と(船長一家と同じように)記念写真を撮っている。 以後、どんなに別の家族がこのお屋敷に越してきても、亀は同じ場所でそのお屋敷に住む一家と記念写真を撮られる。

19世紀のビクトリア朝にはじまり、一緒に写る人たちのファッションもアールデコ風、戦中風へと変化する。 でも、陸ガメは全然変わらない。

今、そのお屋敷は公園化されていて、今、その陸ガメは観光客と記念写真に収まる。 相変わらず、陸ガメのままで。

アンドリューも200年も生きていたら、そりゃあニンゲンよりニンゲンらしくなるカモね。

(評価:★3)

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