冒頭タイトル効果音がミシンの音だとわかるところで、傑作かもと思う。細部に神経行き届いている。説明抜きで正子を描いていく描写力も説得力あり。ただミシンをふんでいる正子をズームアップしていく繰り返しで微妙な違和感。ちょっとやりすぎとちがうかい。正子のようなキャラは私の好み。目が離せない。

クリーニング屋を出ていくところで初めて音楽がかかる。ここで微妙な違和感は確実な違和感になる。このシーンにこれをつけるか。この手法は最後までかわらない。 ラストもそこだけ抜き出せば悪くないけど、これだけリアリティある細部を描いておいて、このラストは不整合じゃないかなあ？　

和風コーエン？　藤山直美、女ビートたけし？　

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