[コメント] グリード(1925/米)
何はともあれ最強の画面の映画だということは繰り返し語るべきだろう。雨の表現、灼熱の表現、猫と小鳥の暗喩等々この過剰な演出こそ映画の演出だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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或いは名高い結婚式の葬列ショットにしてみても、司式の途中で屋外の通りに置いたカメラからの葬列ショットをまず見せるという映画話法の革新以上に、その後の屋内(2階)の俯瞰ショット、司式が行われている情景と部屋の窓の向こう、表通りの葬列とを縦構図で同時に見せるという空間提示が今見ても空前絶後のものだと思われるのだ。また、ヒロイン・ザス・ピッツの視線と表情の演技・演出の異常さも本作のシビアな画面に恐ろしく貢献している。彼女が退場すると映画の訴求力が落ちてしまう。
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