[コメント] グリーン・デスティニー(2000/米=中国)
これぞ東洋の奥義=人が虫けらみたく死なない、悪者は懲らしめとけばOK。しかし、なんで臥虎隠龍じゃダメだったのかなあ(あ、字が違った? ま、いいや)。
東洋の奥義は深い。
だから秘儀を習得するとまじで空を飛べるし、水上だって歩けるようにもなる。彼らが壁を駆け回り、数十キロはあろうかという武器を片手で軽々振り回せるのも当然。だって、彼らは超人の域に達した人だもの。
でも、西洋人の目には「重力無視」はナンセンスと映るらしい。ふわりと浮いた瞬間に、イギリス人でいっぱいの客席からは「むふぁ」という、<そりゃないだろう>笑いが漂った。大前提で「入れない」らしい。
ということは、重力なんとかに目が行ってしまうってことは、私たち、すでに精神が物理・科学合理主義的に西洋化してるんだね。
英語字幕でみると、これがいかに「東洋」しているかがよおーくわかる。ところどころに違和感を感じるから。だって、「マニュアルをマスター」するんだよ、西洋のセンスだと。えー、なんか違う! 別の映画で出てきた「五輪の書」も、たしか「なんたらマニュアル」だったし。
ということで、英語に訳しきれないところにある根本的な何か、そこが東洋の奥義ではないか、と思う。
いや、べつにこれが優れたものであるとか言いたいのではなく、アジア人なら説明抜きで共感できる部分、というか。
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