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[コメント] 不安は魂を食いつくす(1974/独)
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★5分かり易い女心と恐らく自分でも判じ難い男の心情。緩やかなトラックアップやダウン、横移動などがジョニー・トーめいた圧をもたらし、寡黙な男や女たちはカウリスマキ世界の住人のよう。その意図せざるキッチュが逆説的に俗話を崇高なものに高める。 (けにろん)[投票]
★4雨の夜。アラブ人が溜まっている酒場。白人の初老の女が入ってくる。女は、『シナのルーレット』で管理人のオバサンを演じることになるブリギッテ・ミラ。店の人たちが皆じっと動かずに見る。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4ダグラス・サークから本作を経由してカウリスマキへ向かう線。一見ルーズそうに見えて、照明・視線の動きなどよく演出されている。さりげなくポップな色彩が盛り込まれていて眼を愉しませる。ただし、主演2人はちっとも映画的な顔に見えてこない。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5「国家と民族」、未だ解決の兆しさえ見せぬ「移民問題」を扱う痛烈な社会性が、像も時間も与えらぬ”空白の慰安旅行”を中軸に、「男と女」に纏わるより普遍的で通俗な恋愛悲劇へと”反転”される、 [review] (町田)[投票(1)]
★4かなり良い作品。テーマ勝ちであるし、ファスビンダーの容赦のない描写も実に良い。 [review] (ころ阿弥)[投票(1)]