[コメント] 青空娘(1957/日)
決して単純に扱えるような題材ではないはずなのに、その高いハードルを楽々と越えていく増村保造の天才ぶりと、ポニー・テールの若尾文子を堪能する映画。久々に青空に向かって叫びたくなる、時代を超えた真の傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーなんか、大まかに分かりゃいいだろ的な小気味よいテンポに合わせてポニー・テールの若尾文子が弾け飛ぶ。特に前掛けを取り、靴を脱いで真剣勝負する卓球シーンのあの躍動感!
また実母との再会シーン。凡庸な監督なら「いかにも」な音楽をたれ流して残酷なまでにその凡庸さを露呈してしまうところだが、ここで増村保造が用意した音楽はなんと「炭鉱節」!
いや、参りました。
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