[コメント] 現金に体を張れ(1956/米)
サスペンス映画を学ぶにはもってこいな教科書的な脚本。前半は単調でどうしようかと思ったがラストはさすが。ラスト数分だけでも観る価値ありと思わされた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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空港でのチェックインのくだりからが非常に印象的。 現金入りの大きいトランクを機内に持ち込もうとするが、ルール遵守の観点から断られ、しまいにはキャンセルを認め搭乗運賃を返すとまで言われてしまうのは意外性大。
そして、トランクが荷台から落ち金が滑走路を舞う絵の魅力。 主演スターリング・ヘイドン演じるジョニーの表情。 何と言っても、二人の刑事が銃を持って向かってくるラストシーンのテンポ、雰囲気。 ここだけのためにでも観る価値がある。
もう1つ気に入ったシーンは、悪妻シェリーが人でなしぶりを最も発揮する、愛人が帰ってきたかと思いきや旦那だったというラストに近いシーン。 顔を撃たれている旦那に向かいタクシーで病院に行けと言い、死ぬ間際にも嘘つきと言い残すのは徹底していて逆に好感を持った。
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