[コメント] アタック・ナンバーハーフ(2000/タイ)
オープニングのアニメを見て「これって語学講座?」と思い、見ているうちに「虹色定期便(夢の土俵入りの回)なノリもあるな。」と思った方は、なかなかコアな教育テレビファンではないかと。また、字幕の語尾に「♪」がついているのにも少々びっくり。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ジュンとその家族がいい。「彼女」を「彼女」として心から受け入れている家族(しかも両親とも!)が出てくるというのがとても新鮮。
ゲイやオカマ = 家族も理解してくれない。寂しいからこそ陽気にふるまってる。
という(映画における)ステレオタイプばかりじゃ、ゲイやオカマになったのは家庭環境に問題があったから、なんて連想しかできない人も出てきそうだし。
その点この映画には、ウィット(家族に連れ戻されそうになる)やピア(恋人がバイ)などのありがちな湿ったエピソードもあるけれど、ジュンの家族との交流やピー監督の父の存在で、そのあたりのバランスがほどよい感じになっている。
ラジオのDJや試合中の解説者が「おいおい、それ、まずいだろ。」といった(悪意なき)失礼な発言をするとちゃんとフォローも入るし。
偏見を払拭しようとしてかえって追い打ちをかけているような作品もこの手の映画には多いような気がするので、その絶妙さに笑いながらも胸をつかれて泣いてしまうというか。細かいところにも実に繊細な主張が宿っているというか。
ともあれ、「ほほえみの国」に暮らす者たちの魅力がたっぷりあふれた、そんな映画だったということだけでもとても嬉しい。
見終わった後、制作者サイドへの感謝と実在の彼女たちへの敬意を込め、そっとワーイしちゃったりしてね♪ コップクンカー。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。