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[コメント] 妻は告白する(1961/日)

女はただひたすら愛に飢え、愛を与えてくれる男を一途に求める。男は違う。愛するにも理由を欲しがる。恰好をつけずには生きてゆけない。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







登場人物の言動は一見トンデモナイのだが、最後まで観ると「男と女」の普遍を、典型を鮮やかに切り出していることが分かる。どんな男女関係だって、いろんな要素を削ぎ落としていけば、結局コレだ。

作劇としては、幸田の婚約者(馬淵晴子)の生かし方が巧い。彼女にクールな立ち回りをさせることで、ラストのシークェンスに一本芯が通った。

それにしても若尾文子!柱の陰から姿を現したときの、えもいわれぬ情念のオーラといったら!

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)牛乳瓶 3819695[*] りかちゅ[*]

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