[コメント] GO(2001/日)
演出家と脚本家が「差別」というものを軽く見すぎている。そのおかげで最後の杉原の叫びも説得力なし。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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最初からうるさいくらいに杉原(窪塚洋介)の「これは僕の恋愛の物語である」というセリフが差し込まれているので、まあそういう話なんでしょうけど、「差別」が物語を盛り上げるための小道具と化しています。
こんなどうしようもないバカップル(特に女が最悪!)の恋愛を最終的に成就させるために、いまだに厳然として存在し、多くの人が苦しんでいる「差別」という問題をこんなに軽々しく扱ってもいいんでしょうか?
差別って、もっともっと根深くて超えがたいものだと思うんですけど(差別している方にも、差別されている方にも)。
どうせこの問題に手をつけるなら、死んでしまったジョンイル君と、残されたジョンイル君一家のお話をもっと見せてほしかったです。
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