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[コメント] GO(2001/日)

演出家と脚本家が「差別」というものを軽く見すぎている。そのおかげで最後の杉原の叫びも説得力なし。
ゆーこ and One thing

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 最初からうるさいくらいに杉原(窪塚洋介)の「これは僕の恋愛の物語である」というセリフが差し込まれているので、まあそういう話なんでしょうけど、「差別」が物語を盛り上げるための小道具と化しています。

 こんなどうしようもないバカップル(特に女が最悪!)の恋愛を最終的に成就させるために、いまだに厳然として存在し、多くの人が苦しんでいる「差別」という問題をこんなに軽々しく扱ってもいいんでしょうか? 

 差別って、もっともっと根深くて超えがたいものだと思うんですけど(差別している方にも、差別されている方にも)。

 どうせこの問題に手をつけるなら、死んでしまったジョンイル君と、残されたジョンイル君一家のお話をもっと見せてほしかったです。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)tredair[*] sawa:38[*] ことは[*] 太陽と戦慄[*]

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