[コメント] 魚と寝る女(2000/韓国)
人は産声を上げ<なければならない>。時として、その声を出すためには痛みを必要とする。アジールから楽園へ。
注意:アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』のややネタバレを含みます。
僕は、この作品の痛みの描写は、まさしくその「声」のためにあるのだと感じた。
主人公の男女の関係が変化するにつれ、まるでこの世の果てのような世間から隔絶された湖(入り江?)もまた、アジール(聖域)から、最後は楽園へと変化していく。
ただ、あのラストは蛇足。つーか、『惑星ソラリス』じゃん!
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蛇足:貞子かと思った。
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〔★3.5〕
[12.2.01]
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