[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)
ハチャメチャなのさ。人間なんて!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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くっついたり。離れたり。愛したり。憎んだり。
(ナチスが)周辺諸国を併合したのも、(戦勝国が)東西ドイツ、東西ベルリンを分割したのも、(民衆が)あわてて西側に逃げたのも、(民衆が)ベルリンの壁を叩き壊したのも、み〜んな人間がやったことなんだ。
俺はといえば、性転換しようと信用できるらしい医者に行ったんだけど、俺のあそこは1インチ残っちまったよ! 人には切り離すことのできないものもあるんだな。
愛した若者には盗作されるし、このロックバンドだっていつ解散するかわかったもんじゃない。
そんな気持ちを俺は歌うんだ!
<<以上、ヘドウィグの気持ちの自分なりの解釈>>
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<<以下、感想>>
とにかく「愛の起源」! 完全に惹きこまれてしまった。それまでは「男・男」「女・女」「男・女」のいずれかのペアだった人間を、”強すぎるから”という理由で神様が二つに分割した・・・、とは。
どこぞの宗教の教義? インド? オリジナル? う〜ん。興味深々。 イラストもよかった。
生物学的に言えば、染色体(XX,YY,XY)から発想を得ているともいえる。
いずれにしても、くっついたり・離れたりは、(誰が決めたのか、)人間の性ということでしょうか?
<<ラスト>>
一人街に消えるヘドウィグの姿は、新たな悟りにより、消えゆく彼のロック魂のようにもみえた。
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