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[コメント] シッピング・ニュース(2001/米)

ラッセ・ハルストレムの映画全体の空気感はとってもよかったです。厳しい自然環境のシーンは美しく心に残ります。残念なのは、エピソードを伝えるシーンの部分部分を無理矢理切り貼りしたような、バランスの悪い印象を受け、何か不完全燃焼な気がしました。
みくり

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







複雑そうな原作本。読んでないんでなんとも言えないんですが、私が印象受けたバランスの悪さは、原作の話のエピソードをムリヤリにつめこんで一杯一杯っていう印象を受けました。 だからエピソードの説明がセリフ一つに頼ってる場面もところどころあって、こんな展開でok?って感じがしました。 人それぞれ悲しい過去を持っていたり、主人公自体の性格的なものの背景とか、その中から伝わるものとかetc..、なんとなくわかるんです。 ただ、その中で何かもっと訴えたい何かってあるんじゃないかとか、それがただこの映画で描ききれてないんじゃないかって思ってしまったんですが。

ケビン・スペイシーについてですが、島に行くまではよかったかなって思ったんですが、島に来てからの演技はイマイチ?って思いました。島に来てから、なんとなくいい男に見えるんです。島に来てから変わったんだって言われればそれまでで狙いだったのかもしれませんが、ダメ男はダメ男の雰囲気が残っているべきじゃなかったのか?って。 島に来てからの恋愛も、なんかしっくりいかないんです。ダメ男的恋愛には見えなかったんです。 って、細かく言えばキリがないって感じでした。

(評価:★4)

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