[コメント] ウインドトーカーズ(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジョン・ウー初の戦争映画。気合入れて観に行きました・・・・。けど・・・。
ハトがでない!ベレッタ二挺撃ちどころか、二挺拳銃すらない!そしてロングコートもない!あるのは爆発!爆発!爆発!もはや花火みたい・・・。つか、花火。
まぁ↑のジョン・ウーのトレードマークが出現しないのは大体予想してた。っていうか普通に考えて登場するわけない。
けど彼は嬉しい事してくれた。序盤でクリスチャン・スレ―ターと日本兵がゼロ距離でライフルの突きつけあいをするのだ!まるで『フェイス/オフ』のように・・・。
しかしクリスチャン・スレ―ターってこんなに悪役っぽい顔してたっけ?『ブロークン・アロー』の時は結構「かわいい」って感じだったのに・・・・。今回はどこかジョン・トラボルタな感じが・・・。気のせいか?
戦闘シーンは確かに迫力あるけど、花火みたいな爆発ばっかり。砂埃も凄くて確かに綺麗なのかもしれない。だけど何かが足りてない・・・。なんだろう・・・。
そして兵士達の心。恋愛はほとんどないようなもの。しかしそれでも友情が熱くない。
『男たちの挽歌』シリーズ以上の熱さはなかなか見られないが、この映画には『フェイス/オフ』の熱さもなかった。
まぁ確かに友情はあるのだが、どこか薄っぺらい。
脇役の奴らも結構いい味出しているのだが、どこか物足りない。火炎放射器の人は結構いい味出してたし、あのナバホを嫌う男とか色々いい。
しかし何かが物足りない。
ラストでナバホとニコラスの会話は確かに泣けてくるかもしれない。しかしどこか薄っぺらい。
日本軍はそこらと違ってきちっと日本人だし、結構いい感じ。
何が足りないのか?ニコラスとナバホの少しずつ芽生えてくる友情。それにそれなりにいい味出してる脇役たち。
しかし脇役達の味では完全に『プライベート・ライアン』に力負け。そして主人公達の友情はどこか薄っぺらく、自身の映画に力負けしている。
戦闘シーンも花火みたいな爆発が繰り返しおきて、金をつぎ込んでるなぁって思えるけど、どこかウソっぽい感じが残るアクションシーン。そして序盤の戦艦からの攻撃からどこからか使いまわしてきた映像。確かにあそこまでやると相当金を使ってしまうかもしれないけど、無理に古い映像使わなくたっていいんじゃないのか?
結局全体的に何かが物足りない。後一歩でいい映画になったはずの惜しい映画。
しかしまだまだ進化段階のジョン・ウー。今後には期待できそう。頑張れジョン・ウー!!
映像(戦闘シーン含め)・・・2☆☆ 音楽・・・3☆☆☆ お話・・・3☆☆☆
総合・・・3☆☆☆(おまけで3つ。ホントは2.5)
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