[コメント] たそがれ清兵衛(2002/日)
武士の魂である「刀」は売っても、誰よりも分を弁え誠実に生きる清兵衛に武士を感じる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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周りには、たそがれ清兵衛と揶揄される清兵衛。 でも、彼が最もこの時代の者では無い古くからの武士だったのかも知れない。 (侍とは違うケド。。)
分を弁え、礼節を踏み、家族の成長を心より慈しむ清兵衛に ボロは着てても心は錦と言う、 誰よりも武士である事に誇りを持ち誠実なところを感じた。(いささか綺麗すぎるが・・)
そして、清兵衛は「学問は何の役に立つのか?」との問いに、 「学があれば自分の頭で物を考える事が出きるようになる、それは世の中がどう変わろうとも変わらない」、と答える。
この辺りは世の中はどうでも、自分の考えで生きている武士の誇りの様なモノを感じる、例え物質的な武士の魂である「刀」は売って竹光は差しても、 自分の考えを持つと言う精神は失わなかった様に。
しかし、天下は武士がいなくなってしまうと言う、情勢が一気に変わる幕末。 だから彼は死んでしまう。
後の戊辰戦争で、鉄砲に撃たれて。
それは綺麗すぎる程に美しい武士の姿がある。
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