時代劇もそうだが、日本の映画には”決め台詞”ってのがあってね、「またつまらんものを切ってしまった」とか「銀チャンかっこいい」とか言わなきゃならんのだよ！スターにカメラを引きつけて引きつけて一言なんだよ！あとなんだっけな？映画を見ていると沈黙のシーンでいくつか呟いてしまう決め台詞…、そこは沈黙じゃないんだよ！

もっと日本語を理解してれば、もっと日本人に受ける映画になったのに！あの台詞まわしでOKですか？千葉さん！

日本人として見なければすごく面白い映画なのでしょうが…、日本人だからこそ体に染み込んでいる殺陣やシーンに、突っ込みどこ満載なので集中してストーリーや 画面のきれいさ、音楽を終えませんでした。決め台詞をつぶやいちゃうしね！

服部半蔵が刀鍛冶はいかんだろ！そのぼうっきれはドリフのコントのパクリかい？刀もって飛行機乗るなよ！そんなに敵の人数がいたら敵は刀を振り回せません！ねえさん、その腰の下ろし方じゃ人は切れませんぜ！かっ、階段落ちが…、池田屋が…、赤穂浪士が…。この音楽で千葉ってことは…。志保美悦子はいつでてくるんだぁ？

勉強してるというか、映画をよく見てるねって感じですな！へぇ～、外人が時代劇をみるとこんな感じなんだ！って範囲をこえてませんな！洋楽で英語を覚えた私はぞっとさせられました。これに憧れて訳のわからん外人が日本にこないことをいのります。SFとかって書いておいてほしいくらいでした…。

あくまでもB級の一流監督なのだから…、メジャーとして宣伝しても受ける訳が無い！おもしろかったけど…。

おたくが、「レザボアドッグスっていいよ！」、「映画好きならタランティーノくらいチェックしなきゃ！」、「タランティーノのキャラクターを含めて完成する映画なんだよ！」と能書きをたれる為にいるような監督なんだから…

面白かったけど…、認めるわけには行きません！

けっして能書きがたれられなくなったから悔しいだけではない、ふんっ！