[コメント] 千年女優(2002/日)
千年と謳うほどスケールはデカくない。
君の名は、めぐり逢い・宇宙。
でも、「そんな理由」やったん?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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社長とカメラマンのボケボケ漫才が鬱陶しく、最初はどうなることかと不安だったけど、コスプレ七変化の辺りで「あっはっはーもう何でもありだあ」と楽しくなり、大音量の平沢テクノに乗って絵巻物を駆け抜けるところでウットリとし、忘れじの君を追いかける彼女に過去の幾つもの場面が重なるのも「素敵だー」と思う。
でもよりによって「自分大好き!」って…。 ある意味リアルだけど、仮にも90分かけた物語のオチとしてはアンマリだ。 それに「老いて醜くなったから」って、その程度で諦めるような想いやったん? (彼に中身なんてないのだから、恋物語ではないのだから、こういう情緒的なツッコミが野暮だとしても、)やっぱり戸惑わずにはいられない。
また一方で、こういうスタイルを採るならば、時間軸や整合性や性格づけなんぞ気にせず、ひたすらにめくるめくビジュアルの洪水で圧倒して欲しかったという気もする。 どちらの意味でも中途半端で、不満が残ったけど、まあサービスデイだからいいかと、これつまり「千円女優」(そんなオチかよ)
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