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[コメント] 華麗なるギャツビー(1974/米)

フィッツジェラルドの偉大なる原作を映画化するにあたり原作のイメージを大切にしすぎたきらいあり。けれど個人的には涼やかで感傷的な原作の独特のニュアンスが映像化されていてお気に入りです。
TOBBY

原作がベストセラーの場合、映画化はかなりの勇気いると思われます。特に文学としても高評価されている作品だと監督の構成力は非常に問われる。この作品は忠実に原作を表現したため映画としてのオリジナリティが薄れた印象は否めません。それでも感覚的に感性に訴える部分が多い原作の文章をソフトフォーカス多い気もしましたが、よくぞ映像にしてくれた!という感じです。失われた時代の過ぎし夏の感傷的な日々。役者陣は確立した役柄をそのまま演じてしまった気がしますが、ミア・ファローは神経質なフラッパーな感じ、よく出ています。レッドフォードは、なんか違う気もするけど、じゃー誰が適役か?と聞かれると他に浮かばないので合ってたのかも。役者で鮮烈だったのはカレン・ブラックで独特の存在感で原作でもインパクトある役柄を堂々と演じきった。失敗作と言われることの多い作品ですが個人的には大好きです。夏の日の午後にミントジュレップ飲みながら観てください。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] terracotta

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