[コメント] アメリカン・ビューティー(1999/米)
なんか身につまされる話でした。隣のアヤシイ男の子が撮ったビデオの場面が好き。ぶっとんだ人ばかり出てくると思ったらこれが結構マトモな描き方をしているので、リアルでした。始めからネタバレの展開で−1。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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中年の危機を迎えたケビンスペーシー。始めの俯瞰シーンでこりゃ死んでるとばらしちゃう。そのくせ最後はカットバックでサスペンス盛り上げようとして、そういう演出はあざとい、とか思う。でも入れあげた女子高生が天井に張り付いてる妄想シーンは嫌じゃない。赤い薔薇がはらはらおちてきて。そうでなくちゃこの人生のむなしさは吹き飛ばない。男なんて軽いもんヨと嘘ぶいていたチアリーダー、いざその時なると、それが強がりだってわかる。弱々しく泣き崩れたりして、ここは好きだな。女はか弱きものって前提、いかにもマッチョなアメリカ的だけど。娘とつき合うヤクの売人やってるあぶない学生、この人物造形は興味深かった。オヤジが右翼でナチのお皿なんか持っている。こういう小道具も印象深い。それで、中年の危機だけど、せっかくよりがもどりそうになっていい感じになると、妻がソファ汚さないでよ!なんて現実的なこと言うんだ。まったく!なんで女はそうなんだよ!こっちはむなしくってさびしくってどうしようもないんだよ。深く同情した私です。そうそう最後にビートルズのビコーズを使ってくれたのも個人的には○。ほとんどアカベラの名曲です。
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