[コメント] 綴方教室(1938/日)
貧しい一家庭の生活を特別な音楽で飾ることもなく、雨滴や鐘の音など最小限の演出であるがまま綴る。オープニングがたまらなく好き。
1 しばしもやまずに槌うつ響き
飛び散る火の花 はしる湯玉
ふいごの風さえ 息をもつがず
仕事に精出す村の鍛冶屋
2 主は名高きいっこく老爺
早起早寝の病知らず
鉄より堅しと誇れる腕に
勝りて堅きは彼がこころ
3 刀はうたねど大鎌小鎌
馬鍬に作鍬、鋤よ鉈よ
平和のうち物 休まずうちて
日毎に戦う懶惰の敵と
4 稼ぐにおいつく貧乏なくて
名物鍛冶屋は日々に繁盛
あたりに類なき仕事の誉れ
槌うつ響きにまして高し
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