シーモア、何て私を安心させるキャラだろう。

趣味も私とほぼ同じだ。 でも、流石に私はレコードで集めたり、盤質によって音寄り分けたり、優先順位高い順に趣味は？、と問われても「ブルース、カントリー、ラグタイム」、と答えたり、その筋の人にしかわからなそうな音楽的話題を他の人に振ったりする事は無いのだが・・・

私もたいがい音楽マニアの域に入る人間だと思うが、このシーモアを見ると、 いくら何でも私はここまでキていないなぁ、などととっても安心してしまうのサ。 （まあ、映画のキャラクタと自分を比較して安心してる事自体カナリダメなのだが）

そして、途中でシーモアが流行の音楽がかかるシーンで言ってたセリフ。

「何で今のヤツラはこんなビックマックかナイキみたいので我慢できるんだ！！」

ってトコ、私もこれと同じセリフを酒のんでのたまわった事あります。 安売りされてるJポップや洋楽で席巻してた腐れパンク聴いて、

「何でこんな腐れジャンクフードばっか世の中溢れてるんだ！」

と言いましたとも。・・・うはは、恥ずかしい事言ってるな。

イニード？、ダメキャラとしてはまだまだです。 彼女は無駄に若いし、行動力もあるし、・・・・・ま、協調性がすっごく無いのだが。

あの後、バスに乗ってきっと、良い世界に行ったと思うヨ。

ま、私はこの最後のシーン、希望を見たとかよりも、 彼女はきっと、こんな座ってるしか無い老人でも誰かにどこかに 連れて行ってもらえる、と言うやっぱりどこか、 自立心の無い所を感じました。

結局自分で自分の事を決められない、ま、駄目だけど、しょうが無いよなぁ、などと思ってしまうのでした。