カラダに傷持つモノ、頭に傷持つモノ、性格に傷持つモノ、嗜好に傷持つモノ、ココロに傷持つモノ。この傷をかかえているのは自分一人だけって思うととても孤独になるけど、それぞれみんな違う傷あっての孤独な存在だと知った瞬間、孤独なのは自分一人ではないんだと、少しココロが温かくなる。そしていびつでグロテスクな世界が受け入れられるようになったりもする。そんなうまくコトが運ぶかは別として、ファレリー兄弟の辛らつながらも温かい心意気は大好きデス。

そしてPerfectなハッピーエンドを用意しないトコロが、またPerfect！血がつながってなくって運が良かっただけなんですよ、彼は。一人で済ませるだけにしといて、本当にMother Fuckerにならなかったのも、また運。

皆様ご指摘のように、個性的なキャラが細かいところで使いきれてないのが、ちと残念。でもそれ以上に気になったのが、ジョーのキャラの薄さ。『メリー〜』のキャメロン・ディアスのときのように、過去に男性不信に悩まされた経験とか、何気に悪趣味なところとかが用意されてないので、ちょっとお姫様キャラになっちゃってるかなぁ、と。

そんなことも考えるとマイナス0.5かな、と思ったりする。でも愛しのＰＩＸＩＥＳがバックで流れた瞬間、４点復活。イイカゲンなもんデス。