すげぇ！すげぇよコイツは！そりゃ欠点上げりゃキリがねーけど、とにかくレザーフェイスがかっちょえぇ！ドアブチ破ったり、白いシーツが干してある中をチェーンソー持って駆け回ったりする姿。クライマックスのヒロインとの死闘。もう最高だ！大興奮！

ヒロインが腕切り落とした時なんて立ち上がって叫びそうだったぜ！音でビビらす安い演出だろうと、下の方に羅列した欠点がいくつあろうと、このレザーフェイスのカッコ良さがある限り、俺は指示するぜぇ！！

大体、前作の雰囲気が再現されていない事を気にするのは野暮でしょう。マイケル・ベイプロデュースでＭＴＶ出身の新人監督なんだから、そんなの無理に決まってる。大体、それ以前にどこのどいつがオリジナルのあの雰囲気を再現できるのだろうか？トビー・フーパー本人でも結構しんどいと思う。

大体、この映画は『テキサス・チェーンソー』だよ？『悪魔のいけにえ』なんて言う漢字と平仮名が入り乱れたカッコイイタイトルじゃなくて、カタカナオンリーのスタイリッシュなタイトルだぜ！？ドロドロした雰囲気がある訳ないじゃないか！ここにあるのは頭空っぽのバカどもがチェーンソーで八つ裂きにされる狂喜乱舞のティーンホラーだ！

レザーフェイスのスタイリッシュアクション！と割り切ってみれば、Ｂ級ティーンホラーポップコーンムービーの傑作ではないか！見ている間興奮しっぱなし。あの、冒頭の頭ぶち抜きドーナツくぐり撮影（謎）の時、完璧に現実（＝ほのかに期待していたオリジナルの香り）から引き離されてマイケル・ベイがプレゼンツするスタイリッシュでクールでファックなバカ映画ワールドに（殆ど自分から）入り込んでしまった。

この映画のレザーフェイスのバトルを見て燃えろ！燃えろ！燃え尽きてしまえぇぇぇ！そして所々で登場する『フルメタル・ジャケット』の訓練教官扮する保安官のイカれ演技も堪能しよう！この映画に他の見所なんてねーんだ！

あっ、ヒロインが中々巨乳でしたね（ぉぃ

と、いう訳で最高のポップコーンムービーで、大満足。こいつは燃えるぜ！

で、勿論闘わせるんですよね？マイケル・ベイよ。ジェイソン？フレディ？俺は、まず最初にデニス・ホッパーと戦わせて欲しいんだ！要するに続編希望って奴だ！

っていうか正直に言えよ、プロデューサーさん。お前らレザーフェイスのチェーンソーバトルだけ描きたかったんだろ！？そうなんだろ？マイケル・ベイはオリジナルのファンとか言ってたけど、てめーはレザーフェイスのカッコよさに惚れた類の一人だろ？

どうでもいいけど、あの『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』モロパクりのオチですが、あの保安官がチェーンソー取り出して闘うんじゃないかと一人ワクワクしていたのですが・・・

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以下、★５をつけられない不満点の羅列。

■脱げ！ヒロイン

この映画は『悪魔のいけにえ』じゃねーんだよ？仮にもこれは『テキサス・チェーンソー』なんだからもう乳首でもセックスでも出していいんだぜ？タンクトップ一丁の分際で少しも破れやしねぇ。ふざけんな！そんな巨乳見せ付けておいて観客には何も無しか！？観客ナメんなよ＞マイケル・ベイ

大体水に濡れても、冷蔵庫の中で寒がっても乳首がたたない、ってどーゆー事だよ？セックス描写がねーんだから、そのくらいしろ！あの車椅子の爺さんだけケツさわりやがって！！！そーゆーのは家族全員で「羨ましいわねぇぇ若いっていいわねぇ！」とか訳の分からない事をぶつぶつ言いながら裸にしてさわりまくってる所を映すべきだろ。何？女優を傷つけられない、だと！？んなもん関係あるか！脱がせ脱がせ！（壊

・・・よ、要するに、この映画が傑作ホラー『悪魔のいけにえ』から、ただのティーンホラーに成り下がった以上、無意味なヌードとか性描写は必要不可欠である、と言いたい訳であります。

■無駄な会話シーンが多すぎる

冒頭のバンでの会話の無駄の多さ。８割くらい削除できるだろ。あと、保安官待ってる間の痴話げんかもウザったい。ホラーにバカはつき物でも、そのバカは危険な所に一人で歩いて行ったり、やたら仕切ってみたり、ジェイソンの目の前でいちゃつく奴の事を言うんだよ！死体の処理に困ったならウルフ（ｂｙハーベイ・カイテル）でも何でも呼べよ！ソレが嫌なら鬼教官＠保安官を黙って待ちな。

■レザーフェイスの掘り下げが甘い

今更オリジナル版どーのこーの言うつもりはないのだけど、レザーフェイスの掘り下げが甘すぎる。この作品では引き篭もりの工作大好きなボンクラ殺人鬼としか描かれてないけど、オリジナルでは夕食の際にはきちんと正装したり、ダンスしてみたり、怒鳴られてみたりと人間味があったじゃないか。腕をちょんぱされて痛がってる描写ぐらいじゃ全然足りてない。

■レザーフェイス一家多すぎ

無駄に多いです。多いくせにキチンと描いてないから意味が無い。大体、あのトラック（？）に住んでる二人のオバサンは誰だよ？いとこか？一つの家に集めろよ。それから誘拐されたあの赤ん坊とか、無意味じゃん。んなもん取り込むな。

結局、全ての描写が中途半端なので、保安官のイカれっぷりとレザーフェイスのカッコよさ、ついでに『ブレインデッド』で顔真っ二つで殺される眼鏡の女（そっからガキゾンビが出てくるあの人）に似てるデブのおばさん（＝トレーラーに住んでる人）ぐらいしか印象的じゃない。

■ヘルプを設定するな

主人公が危ない時に助けに来たあのガキんちょ。結局その後は一つも登場しなくなったけど、あーゆーヘルプを設定するから、下手に安心感を生んでしまって緊張感が台無しになる。もっとも、この映画に緊張感なんて無いけど。

■夕食をとれ！

オリジナル版にあった一家団欒の夕食。ヒロインは叫びっぱなしですけど。あのシーンが一切無い。結果、ヒロインは「脱出」と言うよりも走り回ってるだけ、って感じでどうも必死な感じがしない。あの一家の異常性を印象付けるためにも、夕食のシーンは必要不可欠だと思う。

■変なヒューマニズムを盛り込まずにとっととぶっ殺せ

あのトンファーみたいなの持ってた筋肉が中々ある兄ちゃん。あんなの持っているから、俺はレザーフェイスと壮絶バトルをやるんかと期待してたらあっさり捕まってしまいやがって、もったいないぞ＞製作サイド

その後、色々あってヒロインが刺し殺しちゃう訳だけど、あんなの必要ないでしょう。そんな事せずにレザーフェイスにぶっ殺させてやれよ。ウィーンバリバリぐちゃぐちゃって感じに。

個人的に、グロテスクな描写を直接的に描写するのは、割り切って見れば別に大丈夫だと思う。確かにオリジナルはそれ無しであの演出力だけど、この映画はあくまでポップコーンムービーなのだから。だから音で怖がらすのも勿論アリ。

■ラスト、主人公が全然ビッチじゃない

いや、保安官を車でぶっ飛ばした時はニヤリとしたし、その後更にバックで吹っ飛ばしてもう一回轢いた時はもうヤバイくらい興奮してたけど、それでおしまい。レザーフェイスだって踊りもしないし、大体夜中じゃん。夜明けの美しさとレザーフェイスのダンス。そいつをＭＴＶ風に演出するのがてめーの仕事だろうが！！＞監督＆マイケル・ベイ

そう、それこそヒロインが保安官の銃を奪って家族全員ぶっ殺して、更にチェーンソー持ち出してレザーフェイスと一騎打ちして、血だらけになってゲラゲラ笑いながら逮捕される、とか。「人はある一線を越えると分からなくなる」ってのを体現してもらわないと中途半端でしょう。三回轢いて笑いながら逃亡、だなんて安っぽすぎませんか？

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以上。けど、色々不満はあるけど、レザーフェイスのカッコよさにマジ、ド本気で興奮しっぱなしだったので、こんな不満点今は気にならないんだけどね（多分次に見たら気になると思う）。

続編希望！勿論デニス・ホッパーの二刀流VSレザーフェイスもスタイリッシュに再現するのだ！更に、今作でしなかった無意味なヌードもやれ！それから一家の人数減らして掘り下げろ！

それから自慢の編集テクニックでレザーフェイスダンスをカッコよく演出してＣＤデビューでも何でもしちまえ！フレディもジェイソンも蹴散らせ！ＧＯ！ＧＯ！我らがレザーフェイス！！全部八つ裂きにしてぶっ殺してしまえぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！

って、俺はジェイソンの方が好きなんだけどね。