「１」も「２」も未来で起きている戦争のシーンから始まる。「２」の方がメカがリアルなのは、技術の発展によるものかもしれないが、映っている空間の広さが違い、火薬の量が違うのは予算の違いによるものだろう。

続いてタイトルクレジット。「２」公園が炎に包まれている映像をバックに、スタッフ、キャスト名が映される。戦争によって都市は破壊され、子供たちも含めみんな死んでしまったという映像だが、「１」はというと、「TERMINATER」という字が延々と時間をかけてゆっくり流れていくだけ。セットを組んで火を放つよりも安い。

しかも、アニメではこういう場合、何枚もセル画を描くの大変だから、一枚の長ーいセル画を用意して、それを少しずつずらして撮影するんだそうだ。

続いてそれまで何もなかった空間にターミネーターが出現する。「２」では現れる瞬間を映しているのに、「１」は画面の外で現れて、ごまかしている。しかも、「２」じゃ、ターミネーターが現れたところに合った物体が欠けている。わざわざ車とかを切ったわけだ。

その後、ターミネーターは「２」では大勢の人間がいるところに行くのに、「１」ではたったの３人だけ。

「２」は続編は元祖にはかなわない、という定説を破った珍しい例だけど、やっぱ予算が大きな勝因だろうな。